冬のさかな
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越前がに
- いわずと知れた福井の味の代表格で、県の魚にもなっています。メスガニはセイコガニと呼ばれオスガニと区別されます。よく似ているものにベニズワイガニがありますが、これは腹側まで赤いので区別できます。水深200~400mの砂泥域に生息し、11月~3月に底曳網で漁獲されます。ゆでて食べるのが最も一般的ですが、洗い、焼蟹、カニ飯等にも利用されます。
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若狭ふぐ
- 体色は青みを帯びた灰褐色で、臀鰭は白色、胸鰭の近くに白く縁取られた大きな黒い斑紋が1個あるのが特徴です。沿岸域の潮流の早いところに生息し、全長70cmに達します。福井県では若狭地方で養殖が盛んに行われ、冬の味覚の代表格となっています。肉、皮、精巣、血液は無毒ですが、肝臓と卵巣には猛毒があります。刺身(てっさ)、鍋物、空揚げなどに利用されます。
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甘えび
- 生で食べると甘みがあることからこう呼ばれていますが、体色が赤いことからアカエビと呼ばれることもあります。成長するにつれて雄から雌に性転換をし、10~11年かかって体長12cm程度になります。水深200~500m付近に生息し、底曳網で漁獲されます。刺身、すし種のほか空揚げ、汁物、茶碗蒸しなどの料理に利用されます。
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若狭のかき
- 左右不揃いの2枚の殻からなり片方はほぼ偏平で、殻表面は複雑でひだのようになっています。福井県では小浜湾で養殖されており、1年物で殻長9cm、殻幅5cm位まで成長します。鍋物、蒸し物、フライなどに利用されるほか、焼きガキ、蒸しガキなど殻付きのままでも料理されます。タウリンが非常に多く、血中コレステロールの改善作用があります。